野中 星
【アイヌ復権含め 領土問題に提案 <1990. 4.15> 〔北海道新聞より〕】
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┃ 野中 星 ┃
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自分の街を創ってみない
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北海道新聞『読者の声』
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│<HP管理人の投稿です>│
│ 〇〇〇 │
│ 〇〇 〇〇（〇歳） │
│ 〇〇県 〇〇市 │
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一日のこの欄、道下さんの「和人に土地を奪われたアイヌのことは忘れ、島（北方領土）を奪ったソ連のことをとやかく言うのもどうだろうか」という意見を読みました。北方領土問題に関心を持つ私は次のような意見を持っています。
戦後四十五年たち、旧島民で生存しておられる方々も少なくなりました。領土返還後ソ連国民が退去した後に、旧島民の権利（土地権等）が復活されると思いますが、その前にこの地域、千島列島を特例地域（保護地域）として、その主権の何割かをアイヌ民族に譲ることとし、本道アイヌ民族の中で希望者があれば優先的に千島への移住を認め、アイヌアイランドを実現させてみてはと思います。
ただしアイヌ民族の千島への隔離（一種のアパルトヘイト）ではないか、また、道内に居住を希望するアイヌに対して、外部から、千島へ行くべきだなどと差別問題が起きるのではないかという懸念があります。
私がこの問題を提起したのは、道内での権利請求が将来的にも困難を増しているためと、返還後、千島が観光など乱開発される前に何か手を打つ必要があるからです。現在「島が帰ってきたらどうするか」という論議もなされていますが、本来の土地所有者であるアイヌ民族の権利を真剣に考えなければならないと思います。
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