野中 星
【普天間第二小学校】
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自分の街を創ってみない
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普天間第二小学校は年に一度、墜落事故の避難訓練をしている。墜落の場合、校外にまで逃げないと危険だからだ。
なぜそんな危ない土地に小学校を建てたのかと、本土では誤解している人がいるが順序は逆である。
沖縄戦（第２時世界大戦：太平洋戦争）で上陸した米軍は、占領と同時に広大な土地を囲い込み、本土出撃に向け工兵隊が飛行場を造成した。（追い払われた）住民たちは、基地の外の周縁にすし詰めになって暮らした。
1951年に日本は講和独立したが、沖縄は本土から切り離され、米軍政下に置かれた。復帰前の沖縄は、憲法も、安保条約も適用されない「基地自由使用」の島だった。
講和後も米軍は、新規接収を続けた。武装米兵が威嚇する中で農地を地ならしした1950年代を、沖縄では「銃剣とブルドーザー」の時代と言い伝えている。
米軍に接収されて、村には用地がなかった。普天間第二小学校を開校したのも、地元小学校の児童数が２４００人にふくれ、手狭になったためだ。残る用地は、基地沿いにしかなかったのである。
<2010. 1.15>
〔朝日新聞より抜粋編集〕
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【産経ﾆｭｰｽ】
児童の安全より反対運動優先か 基地隣接の小学校移転
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