《チベット『時々刻々』》

野中 星w
【2009(平成21). 7.10   〔朝日新聞より〕    チベット 広がる世代交代論           背景にダライ・ラマの高齢問題】

〔&w〕

 インドに本拠を置くチベット亡命政府の首相の座をめぐり、2年後に予定される選挙の前倒し論や候補者探しの動きが広がっている。最高指導者ダライ・ラマ14世は74歳。次期首相選びは「ダライ・ラマ後」のチベット情勢を左右する可能性が高く注目を集めている。
 亡命政府関係者によると、リンポチェ首相は6月、ダライ・ラマに対し、任期を2年余り残して早期辞任し、首相選を前倒しする意向を伝えた。ダライ・ラマの説得で思いとどまったが、地元通信社に「若い世代に責任を負ってもらいたい」と述べ、世代交代への意欲をにじませた。
 リンポチェ氏は2001年の選挙で初代首相に選ばれ、現在2期目。亡命社会の憲法に当たるチベット憲章は首相の任期を2期連続10年までと定め、2011年8月に任期が切れる。
 ダライ・ラマ同様、幼少時に高僧の転生者と認定されたリンポチェ氏は、1959年にインドへ逃れた亡命チベット人の第1世代で今年70歳。人気は高く、「憲章を改正して首相3選を」という声もある。だが本人は「個人のために憲章を改正するのは民主主義に反する」と拒否している。
 世代交代論の背景には、昨年、北京五輪を前に起きた騒乱が中国当局に弾圧されたチベット本土の危機的状況と、ダライ・ラマの高齢問題がある。亡命議会のペンパ・ツェリン議長は「ダライ・ラマが元気なうちに若い世代の指導部を軌道に乗せたいと考えているのではないか」とみる。
 ダライ・ラマはかねて「宗教指導者が政治を担う時代は終った」「民主的に選ばれた指導者が人々を率いるべきだ」と述べ、選挙で選ばれた政府に亡命社会の未来を託す考えを示している。
 世界各地に散らばった14万人の亡命社会のリーダーを選ぶのは容易ではない。過去2回の選挙は事実上の信任投票で投票率も極端に低かった。カナダ在住の亡命チベット人が候補者探しをする専門ウェブサイトを立ち上げたほか専門紙創刊の動きもある。

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