《図書紹介》

野中 星w
【『差別と日本人』    野中広務・辛淑玉<著>  角川oneテーマ21   760円        9刷37万部】

『差別と日本人』    野中広務・辛淑玉<著>  角川oneテーマ21   760円        9刷37万部

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野中 星
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2009.9.27朝日新聞より

  ┌―――――――┐
  │ 異なる立場の │
  │ 2人の闘い方 │
  └―――――――┘

 部落出身者である政治家・野中広務と、在日朝鮮人である評論家・辛淑玉との差別をめぐっての対談である。本書では野中の経験した差別の辛い思い出が繰り返し語られる。面倒をみてやった後輩の裏切り。麻生前総理の部落差別発言。そして何より二人の意見が一致を見るのは、差別と闘う者はどうしても家族を犠牲にせざるを得ないという厳粛な事実である。
 差別には、少なくとも二種類ある。カテゴリー自体が差別的であるためその撤廃が望ましい場合と、カテゴリー自体は中立的であり、差別意識のほうが問題となる場合と。前者の代表が部落差別であり、在日差別は後者に属する。
 それゆえ差別との闘い方も2人は異なっている。徹底して「正義」を貫こうとする辛は、野中の現実主義に対してしばしば批判的だ。しかし「部落」そのものの解消を目指すなら、ただ差別に反対するだけでは十分ではない。なぜ差別が必要とされるのか、その構造を十分に理解する必要がある。
 あらゆる差別の撤廃に尽力し、「ダーティーなハト」などとも呼ばれたこの政治家を、辛はこう評する。「人間の欲望や(略)行動様式を知り抜いているからこそ、それらをテコに、談合と裏取引で、平和も、人権も、守ろうとしたのではないだろうか」
 だが談合を可能にするような共同体意識こそ、様々な差別の温床でもある。同和対策事業が利益誘導につながり結果的に差別の温存に寄与してしまう可能性を野中氏は批判した。時には部落解放同盟との対立も辞さなかった。野中氏の戦略の複雑さに、そのまま部落問題の複雑さが反映されている。
 先の衆院選において自民党は惨敗した。それはまさに55年体制の中で育まれた「談合と裏取引」的体質への「NO」でもあった。このような過渡期に本書が広く読まれている事実に、象徴的な意味を感じずにはいられない。

斎藤 環(精神科医)

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