野中 星 【｢アイヌ新法｣早急に制定を<1991年 7月21日>】 〔＆〕 ▲昨年12月の国連総会で1993年を国際先住民年に制定した事実を、果たしてどれだけの人が知っているだろうか。 ▲現在、北海道平取町で、アイヌ民族地権者の反対を押し切ってアイヌの聖地をダム化しようとしている。北海道開発局は強制的に土地を収用し、地権者が受け取りを拒否している補償金を法務局に供託。 ▲今度は税務署がその供託金に課税をし地権者に所得税を払うよう求めたが応じなかったため、供託金を差し押えたうえ、未払い税などを強制的に徴収しようとしている。 ▲オーストラリアでは先住民族アボリニジーの聖地を保護するため、有望な金鉱山の開発を取りやめた例がある。 ▲過去「日本は単一民族国家である」と言った首相がいた。国会議員がこの程度の認識であるから一般人はなおさらであろう。政府もやっと重い腰を上げ、先住民年に向けて「アイヌ新法」制定作業に入る気配を見せているものの、具体案はいまだに作成されていない。 ▲アイヌ民族の聖地である「アイヌモシリ」をこれ以上痛め付けないためにも、アイヌ民族の権利を考慮したアイヌ新法を早期に制定してほしい。 [編集] [ﾚｽをする] [最新順][古い順] ﾚｽはありません ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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