野中 星
【約束の重みを 首相は考えよ <2010.05.11> 〔朝日新聞〕】
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│ 会社員 │
│ 今野 淳（31歳） │
│ 東京都 江戸川区 │
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「約束」という言葉の重みが非常に軽く感じられる。今回の鳩山由紀夫首相の沖縄訪問での件だ。
米海兵隊普天間飛行場の県外移設への努力が見えないのはおろか、「最低でも県外移設」とした昨年の総選挙前の約束は、党の公約ではないと開き直った。
沖縄県民が、県外移設を明言する鳩山氏に希望を見いだし、前回の総選挙で民主党系候補が沖縄で圧勝したのは周知の事実ではないか。党代表で当時、時期首相候補だった鳩山氏の発言は、公約と見なすのが当然だ。鳩山氏を信じて投票した方々の思いはどうなるのか。
党の公約集にないから公約ではないと言いはるのなら、政党党首の発言は、何の価値もないただのたわごとになる。前政権が言ってきた海兵隊の抑止力の話を今頃引っ張りだしてきても、何の説明にもならない。
首相と、県外移設を訴えて当選した民主党の沖縄選出議員は、あくまで県外移設の実現を目指すべきだし、実現できなければ潔く辞めるべきだ。
約束の大切さを首相はもう一度かみしめて頂きたい。
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