野中 星
【米国基地 あり方見直す好機 <2010. 1.30> 【朝日新聞より】】
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┃ 野中 星 ┃
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│ 無職 │
│ 林 洋和 （68歳） │
│ 広島市 安佐北区 │
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沖縄県名護市長選挙で、米軍普天間飛行場の同市辺野古への移設反対をかかげる新市長が誕生した。この選挙結果を受けて鳩山由紀夫首相は、移設問題を「ゼロベース」で考えると発言している。
首相はかつて、米海兵隊の撤退を求めるなど在日米軍基地のあり方を見直す「駐留なき安保」構想を表明した。首相のゼロベースとは、基地問題全般について米国と交渉をし直すことであるはずだ。しかも民主党は昨夏の衆院選のマニフェストで「米軍再編や在日米軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む」と約束した。首相も民主党も国民を裏切ってはならない。
そもそも米軍基地は本当にわが国の安全に寄与しているのか。沖縄の人々にこれほどの苦しみと負担をかけるだけの意味があるのか。名護市長選の結果は、在日米軍基地の存在意義を問い直す好機となった。首相は自らの信念に基づいて退路を断ち、この問いに正面からこたえてほしい。
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