《東北蝦夷(エミシ)と熊襲・隼人》

野中 星w
【■ ア テ ル イ ■】

〔&w〕

 『古事記』( 712年)、『日本書記』( 720年)は、天皇制国家権力が成立した奈良時代の初期に、「王権神授説」をもって自らの権力の正当性を創作するために作り上げられたものである。この内容の総てを真実とは考え難いと思うが、当時の我が国の歴史を記した一級の資料には違いない。
 古代天皇制の正当化を図るために作られた、大和朝廷の編んだこれら歴史書(神話)においてすら、東北蝦夷に対する凄まじいまでの回数にわたる武力討伐戦のことが記されている。これはどう見ても平和に生活していた原始共同体蝦夷(原住民族)に対する古代天皇軍の侵略戦争と見なければならない。
 然もこれらの侵略戦争では、時々天皇軍のほうが負けている。例えば、坂上田村麻呂による侵略戦争の時の蝦夷側の防衛軍総大将をアテルイ(岩手地方の首長)と言うが、いくら戦っても天皇軍のほうが負けるので、田村麻呂はアテルイに講和条約を申し込み、国賓として難波の大和朝廷に招くということでアテルイを招聘(しょうへい)したが、その難波で殺すという卑劣なことをしでかしたのである。
 ちなみに、このアテルイは今でも東北地方、特に岩手地方で神として祭られ、土地の人々に信仰されている。
(『新右翼との対話』 遠藤誠 彩流社 より)

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