《琉球・ウチナーンチュ》

野中 星w
【植民地主義の犠牲にされたアイヌとウチナーンチュ】

植民地主義の犠牲にされたアイヌとウチナーンチュ

〔&w〕

 明治維新後、近代国家として成立した日本は、真っ先に蝦夷地(アイヌモシリ)と琉球王国を併合し、北海道、沖縄県と改名した。そして、そこに先住するアイヌ民族と琉球民族(ウチナーンチュ)の同化政策(単一民族化=大和民族化)を強行しました。その結果、彼らの言葉や文化が衰退してしまったのです。そして、現在でも同化を好む日本人社会の中で、彼らは云われなき差別や迫害を受けています。
 現在、沖縄県は本土化が進んでいるものの、太古の昔より琉球民族の流れをくむ子孫として受け継がれた民衆が多いため、大和化されることを嫌い、琉球王国当時の文化や伝統を持ち続けたいと願う独立志向の強い土地柄である。
 北海道はどうだろうか。北海道及び北方諸島(千島列島・樺太)は過去「アイヌ国家」として存在していた訳ではないが、その全てが太古の昔よりアイヌ民族を中心とした先住民族固有の生活圏であった。それが、近代国家成立の激動期に、日本とロシアの植民地主義(領土拡張主義)の犠牲となり、先住民族を無視して勝手に国境線が引かれ、日本全国及び旧ソ連全土から大量の開拓民が送り込まれ、先住民族の土地を奪い尽くした。
 樺太アイヌ、千島アイヌは日露間の度重なる国境線の変更で、幾度も強制移住を強いられた。現在、日露間で行われている北方四島のビザ無し渡航日本側対象者は、元島民(和人)、返還運動関係者、報道関係者に限られ、本来の土地所有者(先住者)であるアイヌ民族は含まれていない。これは明らかに差別的対応である。又、道内では現在でもダム開発やゴルフ場などのリゾート開発で、アイヌが辛うじて確保している残り少ない土地をも奪われ続けています。
 このように、北海道は和人(大和民族=本土日本人)による大量植民の結果、道内人口五百万人に対して、アイヌウタリは多く見積もっても五万人(1%程度)にすぎず(全国では十万人前後と推計)、和人中心の社会構造となってしまい、アイヌの主張は無視され続けています。
 沖縄県において琉球民族系は多数派(マジョリティー)であるが、北海道においてアイヌ民族系は極少数派(マイノリティー)なのである。
    〔1993年…拙著〕

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