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1999年の中国返還まで、ポルトガル総領事は「総督」と呼ばれ、力を振るった。
大航海時代のマカオは、中国や日本に進出する重要な拠点だった。
ポルトガルは日中戦争での中立を宣言し、第２次大戦でも中立を通した。植民地マカオも、日本軍が周囲一帯を支配する中で中立を守り続け、占領を免れた。 1927年に16万人弱だった人口が、1939年には10万人近く増えた。日本が香港を占領した1941年から難民は激増し、最大50万人に達した。政府は食料を買って難民に配ったが、インフレが進み、路上で飢えて死ぬ人々も多かった。
難民受け入れの背景には、今も27の教会や礼拝堂をもつカトリックの慈善精神がある。
戦後、大陸で文化大革命が吹き荒れた1960年代末には、マカオでもポルトガル排斥運動が盛んだった。
アクセスアップの革命
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