東方小説板

ぬかるみ
【詠唱について語るin紅魔館の近くの地域】

詠唱について語るin紅魔館の近くの地域

東方二次小説です。

ちまちま書いていくんで
『古い順』を押していただければ読みやすいかと。

6/4^20:01[編集] 210.153.84.8
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ぬかるみ






その頃、紅魔館内部―





フラン「お姉様〜!
咲夜〜!」





フランは地下室から階段を登っていく。




フラン「あれ?
おかしいわね…。

誰もいないのかしら?」





当然紅魔館の中には誰も
いない。




フラン「むー、
つまんないわ。」




フランが廊下を歩き続けた先には部屋があった。




フラン「あれ?
ここって、
確か咲夜の部屋よね…。


いいや、
誰もいない事だしちょっとだけ忍び込んじゃえ。」




そういうとフランは咲夜の部屋のドアノブに手を掛ける。




ガチャガチャ…。




フラン「ちゃんと鍵は
かかっているみたいね。

仕方ない…。」




ボンッ!




フラン「あ、いけない。
ドアごと壊しちゃった。

まあいっか。
お邪魔しまーす。」






咲夜の部屋は綺麗に整理、整頓されていて
わりと殺風景だった。





フラン「何だ…、
つまんないの。

そうだっ!」





フランは咲夜のタンスに
近付く。





フラン「一度メイド服を
着てみたかったのよね♪」




フランが引き出しを開けたとき、何かおかしなことに気が付く。





フラン「あれ?
これって…、お姉様の服
よね?

何で咲夜の部屋なんかに
お姉様のが…?」






不審に思ったフランは
咲夜の机の引き出しを
覗いてみる事にした。





フラン「こっ、これは!?」




フランが見たものは
紛れもないレミリアの写真だった。

それも一枚二枚の次元ではなく、あらゆる角度からの写真が束になっていた。



写真の所々には血の跡が
付いていた。

フランはすぐさまそれを
『咲夜の鼻血』と断定。






フラン「…。


見なかったことにしよう。

頑張れ、お姉様…。」





そして
フランドール・スカーレットはまた
紅魔館の中を散歩する。










8/11^11:59[編集] 202.229.176.15
ぬかるみ






ズシャーーン!!!




巨人は片手で巨大な剣を
振り回す。






美鈴「パチュリー様、
掴まってください!!」





美鈴はパチュリーを背負うと
巨人の剣を避けながら
跳んでいく。





レミリア「何なのよ、アレは?

咲夜―!」






咲夜「はいッ!」





咲夜はレミリアに応答し、
素早く巨人の前に出る。






咲夜
奇術「ミスディレクション」!!





ズドドドドド!!!!!






無数のナイフが巨人を
襲う。

しかし、
巨人は微動だにしない。






咲夜「…お嬢様、
この小さいナイフは
あの強靱な巨体に通用するのでしょうか?」





レミリア「しないみたいね。


ここは場所が悪いわ。
外に出るわよ。

咲夜、
傘持ってきなさい。」









バリーン!!




紅魔館メンバーは図書館の窓を突き破り外へ出る。





パチュリー「魔理沙にしか
破られた事ないのにー!」




美鈴「はいはい…。」






「ガアアアアア!!!」





ズガーン!!!!!




巨人は
図書館の壁を突き破る。





パチュリー「ああ!

私の図書館が…。」





小悪魔「あの巨人は
一体なんですか!?」





巨人はよく見ると片腕が
無かった。





パチュリー「あれは…

まさか『テュール』―!?」





レミリア「テュール?

何なのそれは?」





パチュリー「火曜日の語源に
なった軍神よ。


まさか…、さっきの詠唱で召喚されたというの!?」





テュールと呼ばれたその軍神は大きな剣を振り上げる。


すると剣先から火柱が
上がる。






レミリア「まずい予感しか
しないわね…。」






テュール「ウガアアッ!!!」




ズドーーン!!!!!






美鈴「熱ッ!?」





パチュリー「気を付けて美鈴。

アレは今アグニシャインの影響で炎のチカラを纏っているわ!」





美鈴「それって反則的な
強さじゃないですか…!」





レミリア「アレはパチェが
召喚したものでしょ?

戻すことは出来ないの?」





パチュリー「正式な召喚によって呼び出されたものでは
ないから難しいわよ。


自我も保ってない…。

アレは軍神、テュールの形を
しただけの暴君よ。


神様でもなければ誇り高き戦士でもないわ!」






レミリア「要するに…
ボッコボコにしても
良いわけね!!」





レミリア
神槍「スピア・ザ・グングニル」!!!





レミリアの放った神槍は
真っ直ぐにテュール目がけて
飛んでいく。






テュール「ガアアッ!!!」






バシュン―!!!





レミリアの神槍はテュールの剣に
よって粉々にされる。






レミリア「なっ!?」






テュールは肉体離れした異様な素早さでレミリアに接近する。





咲夜「お嬢様ッ!!」





咲夜は時間を止め、
レミリアを抱えその場から離れる。





レミリア「咲夜!」





咲夜「お怪我はありませんか!?」




レミリア「ええ、大丈夫よ。

それにしても…!」





パチュリー「レミィの神槍が
通用しないなんて…。」






テュールの強さはそこにいた
紅魔館メンバーの想像を
はるかに上回るモノだった…。







チルノ「アタイの出番は…?」






6/8^20:15[編集] 210.153.84.195
ぬかるみ






パチュリーは図書館の真ん中に立つ。





パチュリー「それじゃ始めるわ。


恥ずかしいから笑わないでね…。」




パチュリーは一呼吸する。





パチュリー「孤高の軍神―、

気高き戦いの神―、

食い千切られた片腕―、


それでも
彼は屈することなく―、

ルーンを剣に
勝利を掲げる―、


彼の首は食い千切られども勇士は消えず―。」






美鈴(か…、カッコイイ!)





パチュリー「火曜の化神―、

ここに現わる―!!」





ゴゴゴゴゴッ―!!!






パチュリーのスペルカードが
紅く輝く。





パチュリー
火符「アグニシャイン」!!!







ズドーーン!!!!!!











咲夜「ケッホ、ケッホ…


無事ですか、お嬢様!?」




辺りは煙に包まれる。






レミリア「ゲッホ、ゲッホ…

こっちよ咲夜。」





図書館の本棚はパチュリーの
魔法で護られているが、
とにかく煙がすごい。






小悪魔「これは一体…、
どうされました!?」





レミリア「いい所に来たわね、小悪魔、パチェを
探してちょうだい。」





小悪魔「分かりました!


パチュリー様、どこですかー?」





美鈴「よい…しょっと。」





崩れた本の山から美鈴が
出てくる。






パチュリー「う〜ん…。」




小悪魔「あっ、パチュリー様。」





咲夜「ご無事ですか!?」





パチュリー「うん、なんとか…。」






美鈴「それにしても…。」




レミリア「なんて威力なのよ?


詠唱を唱えるだけで
スペルの威力が上がるなんて聞いたことないわ。」





美鈴「新発見ですよ!

これは新発見ですッ!
やっぱり詠唱はこの幻想郷に必要なんですよ。」








ズーン…、ズーン…。





小悪魔「なっ、地震?」





ズーン…、ズーン…。






咲夜「何かしらの足音の
ような…。」







ズシャーーン!!!!!





本棚をなぎ倒し、
紅魔館メンバーの目の前に立っていたのは…、


異様な姿をした巨人だった。





・・・。






 美鈴「えーッ!?」
小悪魔「えーッ!?」
パチュリー「えーッ!?」
 咲夜「えーッ!?」
 レミリア「えーッ!?」









ルーミア「つづくのかー?」

6/5^16:52[編集] 210.153.86.196
ぬかるみ






紅魔館―




レミリア「詠唱?」




美鈴「はいッ!」




咲夜「『はいッ!』って…

貴方いつからそんな
魔法チックな子に
なったのよ?」





美鈴は門番のことなど
そっちのけでヴワル図書館を訪れていた。



何やらスペルカードを
発動させる際に『詠唱』を唱えてみてはどうか?

…といった
わりとどうでもいい
話の内容を持ち込んできたらしい。





美鈴「カッコイイじゃないですか!

今、この幻想郷は
詠唱ブームに巻き込まれているんですよ!!



詠唱を唱える者は皆、
平等に救われるので
あります!!」






咲夜「落ち着きなさいって。

だんだん宗教みたいに
なってきたから…!」





美鈴「とにもかくにも、
詠唱やってみたいんです!


それにホラ、一番詠唱が
似合う人がそこにいるじゃないですか!!」






パチュリー「ムキュ…?」




レミリア(ああ、だから図書館なのか。)





美鈴はパチュリーに近づく。





美鈴「お願いします、
パチュリー様。


詠唱…
やってもらえませんか?」





パチュリー「基本的に私の魔法は詠唱がいらないのだけど…。」





美鈴「そこをなんとか…!」




妥協しない美鈴を見てレミリアがニヤッと笑う。





レミリア「面白そうじゃない。

パチェ、やってみたら?」





パチュリー「レミィまで…。」





パチュリーはしばらく
困ったような顔をするが、やがて本を一冊手に取る。





パチュリー「一回だけよ?」




美鈴「あ、有難うございます!!」





さてさて、物語はどういう展開を見せるのか…。






小悪魔「続きます♪」

6/4^20:15[編集] 210.153.84.103

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